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総額11億円超の資金調達により経営基盤強化                                    ~変化する社会への更なる貢献を目指す~

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遠隔医療通訳サービス等を通じ外国人患者受入れ体制整備の包括的支援と、健康経営支援を行うメディフォン株式会社(東京都港区、代表取締役:澤田真弓、以下「メディフォン」)は総額11億円超の資金調達を実行いたします。

全国の医療機関だけでなく、自治体や法人へも導入が広がる医療通訳サービス

メディフォンの主力事業である医療通訳サービス「mediPhone(メディフォン)」は、コロナ禍において在住外国人の対応ニーズが顕在化し、医療機関のみならず自治体や他法人への導入が進み、利用可能機関数は約87,000と2019年と比較して106倍超になっており、今後はインバウンド需要の回復を受け、さらなる浸透・拡大が見込まれます。

また、医療通訳サービス以外にも、医療従事者向けの外国人患者受入れ関連の研修・セミナーの開催、翻訳、医療機関の多言語環境整備など、外国人患者受入れ体制整備を包括的に支援しています。

治療現場から予防医療へ、健診やストレスチェックなど業務効率化と健康経営推進をサポート

2021年には、コロナ禍による予防医療に対する意識の高まりに応え「日常(予防)と医療(臨床)をつなぐ」ことを目指しクラウド健康管理システム「mediment(メディメント)」を立ち上げ、提供を開始したところ、企業・法人等における利用が想定以上のスピードで拡がり、本格サービスインを開始した2021年10月対比でアカウント数(従業員数・受注ベース・6 月 29 日時点)は25.2倍となっております。

mediment(メディメント)は、これまで人事労務担当者にとって面倒で工数がかかると考えられていた健康診断やストレスチェックに関わる業務の大幅な効率化の実現、健診やストレスチェック結果の視える化による健康経営推進支援などをご評価いただき、導入法人数およびアカウント数(従業員数)が急増しており、今後もこのトレンドは加速しmediPhone(メディフォン)と並ぶ主力事業になっていくものと考えております。

メディフォンはこれまで黒字経営を行っており財務状況は健全ではございますが、新型コロナウイルス感染拡大に端を発した一連の環境変化に対応し、社会へのより一層の貢献を実現するために、外部資金を受け入れることで経営基盤を強化、プロダクト・サービスをさらに磨きます。

今回の株式による資金調達先は以下の通りです(順不同、敬称略)。

・東京大学共創プラットフォーム開発株式会社(新規株主)

・ファストトラックイニシアティブ2号投資事業有限責任組合(既存株主)

・Sony Innovation Fund(新規株主)

・株式会社ケップル(グループ会社が運営する投資事業有限責任組合、新規株主)

また併せて、大手金融機関より融資を実行いたします(順不同、敬称略)。

・三井住友銀行(シニアローン)

・りそな銀行(シニアローン)

・三井住友信託銀行(シニアローン)

・日本政策金融公庫(資本性ローン)

これら総額11億円超の資金を用いて、母国語に関係なく必要な時に・納得して医療を受けられる、新しい時代の多文化共生社会を支える「医療インフラ」となるサービスを構築し、多様な人々が安心して暮らせる新しい社会創りに貢献いたします。

投資家(株式による資金調達先)からのコメント

東京大学共創プラットフォーム開発株式会社 パートナー 河原三紀郎様

医療通訳という、医療現場での課題に対応するため、渋谷健司先生(当時、東京大学国際保健政策学教授)の支援のもと、一般社団法人(NPO)からスタートされた同社の実直な取り組みは、株式会社化を経て、今や日本全国約87,000の医療機関等で利用可能となるまで社会実装されました。

また、社会の変化と新たなニーズに対応し、新たに提供開始した「mediment」は、企業の健康管理を支える新たなインフラとして、今後益々の広がりが期待できるものと考えております。

東大IPCとしては、澤田社長をはじめ、女性や外国人の方々が多く活躍する同社のチームとともに、多様な人々が安心して暮らせる新しい社会創りに貢献していきたいと考えております。

株式会社ファストトラックイニシアティブ ベンチャーパートナー 佐藤 正晃 様

メディフォンの強みは医療の課題に精通した優秀なスタッフ、エンジニア、医療通訳者を有しており、在日外国人や訪日外国人に向けた医療通訳サービスである「mediPhone」、企業の健康経営を支援するSaaSソリューションの「mediment」の展開を進めています。

まさに、日本のヘルスケアの課題である国際対応と健康経営という社会的課題に立ち向かう課題解決型スタートアップであり、今回の資金調達で彼らが目指す医療のあるべき姿を実現する事に拍車がかかることを、大いに期待しております。

ソニーベンチャーズ株式会社 CEO 土川 元 様

従業員の健康管理をより効率的に、より効果的に行うことは、あらゆる組織で共通の課題です。

メディフォンは、医療通訳事業の経験で培った医療業界とのネットワーク・医療分野の知見・技術開発力をベースに、組織の人事担当者や産業医が使いやすい健康管理サービスを提供しており、順調な事業の拡大が可能と考えております。

今後、さらに多くの組織の健康管理をサポートすることで、人々が健康に働ける社会の構築に貢献していくことを期待しています。

株式会社ケップル 代表取締役 神先 孝裕 様

メディフォンが実施されるファイナンスラウンドへ参画することができ、非常にワクワクしています。

medimentが解決する人事・労務担当者の方々の大きな課題を、DXの力でサポートし、健康経営推進と業務効率化を両立させるソリューションは私たちのファンドのコンセプトとも合致し、強く共感しています。

私たちは今後も一層メディフォンの事業成長をサポートし、企業理念の実現を一緒に目指してまいります。

経営陣からのコメント

代表取締役CEO 澤田 真弓

コロナ禍で急激に社会が変化する中、メディフォンが思い描くビジョンを早期に実現するため、この度資金調達を実行いたしました。

信頼をいただいた応援団の皆様に心より感謝し、多様な人びとが生き生きと活躍する新しい社会のインフラとなれるよう、事業を次のステージへと推進して参ります。

引き続きご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

取締役CTO 田畑 悠介

医療現場の多言語コミュニケーションを支えるようになったmediPhone、医療現場に触れる経験の中で発見した健診データ管理のニーズを満たすべく展開中のmedimentという二つのプロダクトの開発を更に加速する機会を与えて頂いたことに感謝しております。

ソフトウェアの力によってこれらに関連する業務を可能な限り自動化・省力化し、お客様がコミュニケーションの中身や健康について深く考える助けとなるプラットフォームの実現を目指していきます。

取締役COO 佐藤 亮

この度、多くの投資家の皆様から今後の事業成長に向けてご支援を賜ることとなり、身の引き締まる思いです。

医療・ヘルスケアに携わる企業としての使命と倫理観を基礎として、メディフォンのプロダクトを全国隅々にまでお届けできるよう、引き続き邁進してまいります。

執行役員 CFO 坂本 隆宣

資金調達活動中に環境が激変しましたが、関係者の皆様のおかげで、想定通りのスケジュールと規模感でこの日を迎えることができました。

このような局面での資金調達は価値あることだと思いますが、今後、それを上手く使って事業成長を実現できるか、社会にどれだけ大きなインパクトを与えられるかでどうかで真価が問われます。

「この資金調達でようやくスタートラインに立てた、これからが本番」という認識の下、本プレスリリースが『メディフォン第二章開幕の号砲』であり、『快進撃の狼煙』だった、と振り返る日が来るのを楽しみに、社内外のステークホルダーに説明責任を果たせるように企業価値の最大化を目指します。

◆メディフォン株式会社について     https://mediphone.jp/

電話やビデオを通じた遠隔医療通訳サービス「mediPhone」(メディフォン、https://mediphone.jp/mymediphone/)、医療従事者向けの外国人患者受入れ関連の研修・セミナーの開催などの事業を展開し、医療機関の外国人患者受入れ体制整備を包括的に支援しています。

核となる遠隔医療通訳サービスでは、医療機関のみならず自治体や各種法人への導入も進んでいます。

さらに、2021年には、これまで培ってきた知見・ネットワークを生かした健康経営・予防医療に貢献する新事業としてクラウド健康管理システム「mediment」(メディメント、https://mediment.jp/)を立ち上げ、企業・各種法人等への浸透を図っています。

企業理念は『多様な人々が支え合い、共に成長することで、新しい社会システムの構築に貢献する』。

採用情報:https://www.wantedly.com/companies/mediphone2/projects

【本プレスリリースに関する報道機関のお問合せ先】

メディフォン株式会社 MAIL: info@mediphone.jp / TEL:03-6426-5451

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